師、走る。

師走。言葉通り、中村さんは岩見沢にやって来て、私たちの中に一陣の風を起こし、さっそうと走しり過ぎてゆきました。

12月はじめ、教育大の岩見沢校での四日間の特別講義に参加してきました。わたしが札幌に来て四年、毎年お邪魔させていただき、その期間、学生さんたちに混ざり意義深い時間を過ごさせていただいています。いまや教育大の先生である羽子田さん、特別授業の先生であり文星芸術大学の先生である中村さんは、大学の先輩です。関東にいた頃にはなかなかお会いすることもありませんでしたが、こうやって後輩というよしみというだけでご一緒させていただけるのは、北海道という土地に来たからこそ、こういう機会を恵んでもらえているのだと思います。

今回は、『正倉院の裂を日本画の絵の具で色を模倣することにより、日本画の独特な絵の具の使い方をより深く知る』こと。
使う絵の具は、基本的な、胡粉、墨、黄土、藤黄、緑青、群青、朱、辰砂、丹、コチニール。これらの絵の具のみでどれだけの色幅を出せるのか。
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学生さんたちも非常に集中して制作していた様子を見れば、彼らにとっても学ぶことが多かったのだと感じました。
今は新岩絵の具があり、様々な色が絵の具屋に並んでいます。
しかし、工夫して色を作ること、これは日本画にとって大切な勉強です。
重ねることによって色がくすむ、ということもありますが、深くなるということも言えるのです。そのちょうどいい加減を知ることは日本画を描くうえで、とても大切なことだと思います。
我がアトリエでも真似して生徒さんとやってみようと思います。常に新しいことに気づかせてくれ刺激を与えてくれるこの機会に感謝です。

One Response to 師、走る。

  1. アカメ より:

    基本的に3色有れば、十分でしょうね。

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