東北取材(六)気仙沼 唐桑。

三陸の海
震災以来、三度目となる気仙沼。
気仙沼出身の友人が縁となり、あちらに行けば、また来ました、と言える顔も幾人かできました。
しかし実際にはちゃんと気仙沼の中を見て歩いてはいなかったので、今回の旅行のメインは気仙沼を回ってみることでした。

牡蠣のふね
まずは、行ってみたのが唐桑地区。牡蠣の養殖の盛んな地域でもあります。
松島でお昼をいただいた瑞龍寺の門前のお店で何ともなしにお店の方とお話していて、気仙沼にいくならばこの民宿にいってみるといいよ、と教えていただいたのが一代さんの切り盛りする『つなかん』。下調べをしない旅行の面白さはこんなところでもあります。
陽気な一代さんと、若い板さんの作る料理。唐桑御殿と呼ばれるほどの立派な日本家屋の並ぶ唐桑は、遠洋漁業で栄えた地域。このつなかんもその御殿の一つでしたが、津波による被害にあいました。その泥を搔き出しにきてくれたたくさんのボランティアの方達との交流から、この民宿は生まれたそうです。
美味しい料理と、入り江の景色、そしてこの笑顔に会いにいってみませんか。
いちよさん
唐桑御殿 つなかん 気仙沼市唐桑町鮪立134 
0226−32−2264

東北取材(五) 雄勝硯。

遠藤硯館
松島から海岸線を北上する。
牡鹿半島の沖に浮かぶ金華山にお参りするつもりでしたが、なんと渡船は日曜日のみ!事前にほとんど下調べしない、いきあたりばったり旅行にはこういうことはつきものですね。結局対岸から眺めるのみ。次回、日曜日に合わせて行ってみたいです。三年連続でお参りすれば一生お金に困ることはない、という。あぁ、やはり今年お参りしてくればよかった〜!

398号線をさらに北上し雄勝という町を通りかかった時、友人の『雄勝の硯でも見て来たら』という言葉を思い出す。そのとたんこんな幟を発見。
のぼりと道ばたのぼり
それはまだ仮設で営業なさっている、遠藤弘行さんが制作し直売している硯のお店、エンドーすずり館。
以前の雄勝硯は質というよりも、子供達の使うようなお習字箱にはいっているような安価な大量生産された硯で全国のシェアを占めていて、そのことで雄勝硯は有名だったそうです。
柔らかい石、それほど良質とは言えないそれらの石をわざと使い同じ規格のものを大量に生産していた。時代が移り、中国で技術指導し中国で生産した硯を輸入し全国に雄勝から出すようになる。
そしてさらに時代は変わり、現代の子供達のお習字箱のなかにはプラスチックの硯が入れられるようになる。
子供達にプラスチックの硯に墨汁を入れさせ、まるで儀式のように二三度墨をする、という行為をさせる意味はどこにあるのだろうか。謎の国、日本。

いま、遠藤さん達は、以前ならば固くて見向きもされなかった上質の石を使い硯を作っていらっしゃる。

まだ私には硯の違いなど語るものは何もないです。
でもいつか、違いのわかるオンナ、となれたらいいなぁ、と二つほど購入。
石の話、スレートの話、とても興味深いお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
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エンドーすずり館 石巻市雄勝町雄勝字船戸神明68
080−1823−5433

東北取材(四)あぁ松島や。

カモメ遊覧船
初めてきた松島。やはり遊覧船でしょ、と松島湾をまわる船に乗る。
そばを並走?するカモメたちと白い波。
瑞巌寺のタケノコ
なぜここで、それを?という同行者の声を聞き流し、瑞巌寺ではタケノコを取材。だって、北海道ではほとんど見られないんですから!
円通寺
そのお隣の円通院のお庭。ここではボランティアの方に、伊達家とキリシタンにまつわる貴重なお話を伺い、そして今回の津波のときのお話も聞かせていただきました。本当にありがとうございました。

奥松島
そして夕刻迫る中、奥松島を大高森からスケッチ。

松島は話に勝るすばらしい景色でした。このすばらしい景色は写真ではなく、ぜひ足をお運びご堪能ください。

東北取材(三)山寺と吉里吉里。

奥川の滝
奥新川を上がっていくと奥にある滝。
イワナ
同行者が釣り上げたイワナ。私も釣りたかったのですが、限られた時間内の取材に忙しく今回は横目で見るだけ、、、

この奥新川までくれば山形はすぐそこ。せっかくなので山越えをして、山寺(立石寺)は一度は見るべきと言われ、それならば、と向かうことにする。しかもその麓には、友人がぜひ行けと勧めてくれた蕎麦屋『吉里吉里』がある。
立石寺2
山寺
この辺りでは『山寺』で通っている立石寺。見ての通り、確かに山寺です。

吉里吉里
そしてお昼は吉里吉里にて美味しいおそばをいただきました。天ぷらも、ニシンの煮付けも、自家製お豆腐も。本当に美味しかったです。
吉里吉里2
古民家を利用したお店は、佇まいも素敵でした。
吉里吉里3

東北取材(二)仙台の渓流。

広瀬川6
広瀬川、新川、奥新川。仙台に以前住んでおり、この辺りの渓流に詳しい、仕事の相方であるYさんにご案内いただく。なんというのか、The 渓流、という風情。仙台の街から小一時間だとは思えない、この豊かな自然は札幌も同じく、、、。しかしそこにある景色は北海道の空気とはまた違うものだと感じました。
広瀬川5
広瀬川3
その名の通り少し広めの広瀬川。
広瀬川7
澄み切っていて、近くにはニッカの工場もある、新川。
ニッカだからにっかわ?にっかわだからニッカ?全然関係ないのか??
とにかくこの水で作ったお酒はさぞ美味しかろう、と思われます。
奥新川2
奥新川は、こんな山道を歩いていきますと、何カ所か川に降りられるところがあります。
奥新川1
少し奥まってはいますが、決して歩きづらいところではなくむしろ歩きやすく気持ちのよい道です。
川へ降りるルートも以前は整備されていましたが、数年前の大雨で一部壊れたままとなっていますので、十分にご注意ください。
川のスケッチ姿
私はウェダー着用しこんないでたちで川の中を歩いて取材。
水の冷たさ、風の感触、光のまぶしさ、すべて描けたらいいのに。
本当に気持ちのよい季節にここに来られたことに感謝です。
仙台で個展を開催してくださった、阿部さん、Yさん、ありがとうございました!

東北取材(一) 秋保大滝。

秋保大滝4
仙台の個展の会期に合わせて仙台に入り、会場に顔を出しつつ東北の風景を取材してきました。
まずは秋保大滝。
以前、秋に来たときに比べ水量も豊富。新緑と、春というよりは初夏に近い光で演出された滝の姿はまた格別でした。
秋保大滝3
秋保大滝1

DM、作れます。

東北から帰ってすぐにやらなければならない、二つ目のこと。
裏デザイン縁なし
おもて縁なし
生徒さん達に頼まれたグループ展のDM作り。11月の会期のものなのですが、どうしても6月に欲しいというので帰り次第取りかかりました。かなり久しぶりのデータ作り。遠い記憶と、昔のノートを広げつつ、、、なんとか無事に期限内に入稿。データ不備もなく、スムーズに印刷工程へ。
11月の展示ですのでちょっと先となりますが、目黒区民美術館ギャラリーにぜひお立ち寄りください。私も今から楽しみです。
DMを作りながら、今時だなぁと思ったのがブログのQRコードと、Facebookのロゴを載せたこと。
ほほう なるほどなるほど。私も次回のDMには使わせていただこう、そう思った次第です。

各データをPhotoshopで加工、Illustratorでテキストを打ちこみ、すぐに印刷出来るデータを作る。
こんなことが出来るようになったのも、ある友人のおかげです。
大学に入ってすぐ親が亡くなった私に、すこしでも生きる手立てを付けさせようと思ってか、あの当時まだ珍しかったパソコンを一から親切に教えてくれました。いま、Illustrator、Photoshopが一応扱えるのは彼女のおかげです。
こういうことで仕事ができれば、という思いで教えてくれたと思うのですが、私は根っからのアナログ人間。DMを完全データで入稿出来るくらいのことは出来ても、それ以上のことをパソコンで出来るようにはなりませんでした。
彼女があの時、二十歳のわたしに教えてくれなければ、いまではそれさえも出来なかったろうし、こんなふうにブログを書くなんてこともしなかったろう、そう思います。

彼女はこの二月に亡くなりました。
とてもとても大切な人でした。
彼女の居ない世界に、少しずつ少しずつわたしは慣れていきます。
それでも、彼女と会えないし、話せない、彼女の居ない世界はとても寂しいです。

最後に、没になったもう一つのデザイン原案。
けっこう、これも気に入ってたのですが、ブログやフェイスブッックの更新はそこまで大きく取り上げない方が良いそうで没となりました。
没DM図案

夏野菜を育てる。

菜園
仙台から気仙沼の取材旅行について書きたいと思いながら、帰って早々、何を置いてもやらなくてはならないことが二つ。
そのひとつは、菜園作りです。こればかりは時期を逃すわけにもいかず、、、。
まずは日当りの良いところに菜園を作ることにし、チューリップや水仙たちに移動していただきました。その後、雑草達を抜き、土作り。三回は耕せ、とあるサイトには書いてあったので三回くらい土を起こし、苦土石灰と鶏糞の肥料を混ぜ、土を作る。

お隣さんと、苗を一緒に買いにいき、『じゃ、うちはアイコ(ミニトマト)と桃太郎にするから、そっちはミニトマトと中玉よろしく!』などと夏野菜をシェアすべく、植えるものを相談するのもまた楽しいものです。
この時期、札幌の花屋さんやホームセンターでは花の苗も色とりどり並び、目移りします。
何か、秋に咲くお花も植えたいなぁ。

仙台個展。

会場3
長らくブログをお休みしておりました。久々の投稿。

ただいま仙台の『阿部敬四郎ギャラリー』にて個展を開催中です。
5月19日まで。

 仙台市青葉区一番町4丁目10番16号 梅原ビルB1
 水曜日定休
 10:30−18:30

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
私はただいま仙台から気仙沼へと取材旅行中で留守にしております。おって取材旅行についてご報告いたします。
炉ばたでお会いし、会場に足を運んでくださった皆様ありがとうございました。またお目にかかるのを楽しみにしております。

会場4
阿部敬四郎さんと奥様である店長さん。

会場2

会場1

会場5